子どもたちの何気ない一コマと、心の中の気持ちを、そっと書き留めてある作品です。
その気持ちをカラフルに描いてあり、大切な個性として愛おしく表現してあるところが素敵です。
服と同じ色の線で描いてあるのも、いい塩梅です。
そして、次々とカメラが回るように、隣の風景の子どもへと場面が変わります。
まさに、「あのこも このこも」。
きっとどこかに、共感できるシーンがあると思います。
最後の俯瞰図では、みんな登場。
ちょっとしたサイドストーリーですね。
裏表紙にそっと描かれた作者の既刊本『ふぶきのみちは ふしぎのみち』も
同じような世界観ですよね。
幼稚園児くらいからでしょうか。