職場で低学年と読みました。
恐い本だから読んでと、興味本位で持ってこられたものです。
元から国内外のアンティーク人形に恐怖を感じるので、内容はまっとうだけど不気味だなぁと思いながら、いやいや作者の伝えたいことはそうでないから真っ当に読まねばと、複雑な感情を抱きつつ読みました。
子供たちは、「別に恐い話じゃないやん」「えー、恐いやん」と言い合いながら聞いていました。
なおみの死は、私までもが一緒になって凍りつきました。
なぜこの内容で日本人形でなければならなかったのか。必然性がわかりませんが、母から子へ伝えられていく愛情の形としては秀逸な絵本だったと思います。
と考えて。
こういう人形も分け隔てなく愛せる娘なら、淀みなく嬉しい一冊かなとも思いました。なおみと遊んでみたいと言いそう。。。