おばあちゃんと一緒に犬のロビィの散歩に行くさえこちゃん。散歩の途中で見かけたもので、しりとりを始めます。
最初は「ロビィ」次は「い」のつくものだから「いす」。それから‥、としりとりはどんどん続いていきます。しりとりの答えと、さえこちゃん、おばあちゃん、ロビィの姿が絵の中に隠されていて、それを見つける楽しさも同時に味わうことができます。パッと見ただけでは見つけられないものもあって、大人でも結構楽しめます。
お散歩の最後には、しりとりがちゃんと完結し、最後はおばあちゃんのおうちでお散歩した道の地図をかきます。それがちゃんと、後ろの表紙の裏に載っているのがとても楽しいし、何だか得をしたような気分になります。
緑あふれる散歩道の風景が今の季節にピッタリで、春の休日を楽しむ人々の様子が生き生きと描かれています。
そして、何より、お話としりとり、探し絵を融合させた構成が素晴らしい絵本です。
うちの娘も、すごくじっくりと味わうように、この絵本を楽しんでいました。