ウイミックスと呼ばれる木の小人たちは、お星さまシールとだめじるしシールを貼りあって暮らしている。何をやっても失敗ばかりのパンチネロは醜いだめじるしシールだらけ。ある日、自分を作ってくれた彫刻家エリに「おまえは大切な存在なんだよ」と諭される。
私は、ここ数年、中学3年への読み聞かせに持っていっています。受験が終わって、それぞれの高校へ進む子たちに、どこの高校だって誇りをもって進んでね、人からレッテルを貼られてはいけないよ、という思いをこめて。
ただ、この絵本で違和感を覚えるのは、作者が牧師さんであるため、「創造主を信じることの大切さ」をも描いていること。ああ、この点がなければなあ、とちょっと残念に思います。