作者は、ドイツのデュッセルドルフ出身で、現在も在住。
何と言っても魅かれたのは、この絵本の表紙・裏表紙が手紙を模していてお洒落だったところ。
しかも頁をめくると、出てくるシーンが切手になっているというオマケまでついています。
物語は、ライオンの王様が、素敵なレディのライオンに恋するところから始まります。
そこで、ラブレターを出そうとして、いろいろな動物に代筆を頼むのですが、その内容がずれていて、本当に楽しめます。
それも、繰り返しですから、子供が喜ばない訳がありません。
その都度ライオンの王様は、
「ちがーう!
そんな ことを かいてほしいんじゃなーい!」
と吠えることになるのです。
最後の終わり方も、とてもいい感じなので、この笑いのテイストは多くの人に受け入れられると思います。
愉快な絵本が好きな子供なら、必ずはまりますよ。