「やなやつぅ〜〜」と思わず言ってしまいそうな
人間くさいミカン。笑
「はっぱがついているオレ」にすごい自信をもっているミカン。
みんなと違うってこと。ちょっとすごいオレ。
読みながら、その人間くささ?にほんと笑っちゃいます。
(でもそれに笑っちゃう自分も、身に覚えがあるのかな・・?笑)
この絵本を年長さんの最後のよみきかせで読みました。
小道具として、葉っぱのついたミカンを買ってきて、表側に笑顔
裏側にへこんだ顔。
葉っぱがとられてしまうところでは、ぶちっと葉をちぎり
くるっと表情を変えて。
こどもたちも「あれぇ〜」なんて笑ってました。
みかんの喋りが自信満々だったり、卑屈だったり・・
とっても分かりやすいので、よみきかせもしやすかったです。
そしてこのえほんのよいところは、絵がとっても味があってわかりやすい。
そして個性やオリジナリティとは何か・・という深いテーマもよみとれますし、小さな子が読んでそんなメッセージが読み取れなくても
楽しい・・というところ。
さいごのみかん畑のルーツでは、もうすぐ卒園しバラバラになる
年長さんたちに(みかん畑=幼稚園)を重ねてしまい、ちょっとホロリとしました。
思い出の絵本になりそうです。