しにがみとおばあさん。
絵本の題材としては、ちょっとコワい。だから気になって手にとった絵本です。
で、この死神、ほんとにコワい。どのページも顔が隠れて不気味だし、ガイコツになって怒った顔なんてほんとにコワい。
寝る前に読むのはやめましょう、という感じでしょうか。
でも、この死神よりももっとしたたかだったおばあさん。うまく死神をやっつけていうのです。「生きててよかった。」って。
でも、その後は「生きてるだけで幸せだよ。」なんていわないのね。しんどいだの、誰もわかってくれないだの、文句ばっかり言ってるおばあさん、実に現実的だ。
子どもに読んで聞かせるのにむいているかどうかはわからないけど...夜寝る前に読む本には選ばないかな、という1冊です。