80代になった祖父も、元気なのですが、
「もう十分生きたから、早くお迎えに来て欲しい」
なんて言っています;
周りの人にとっては、
「早く死にたい」なんて複雑な気持ちになってしまう言葉だから、
おいそれと口にしてはいけませんよね。
聞かされる家族にとっては、傷付くこともある言葉ですもの。
それに、一旦口にしてしまうと、言霊が宿ってしまうかも・・・?
祖父は、実際おばあさんみたいにお迎えが来てしまったら、
一体どんな顔をするんだろう?
もしこの絵本を読んだら、一体どんなことを言うんだろう?
そんなことを考えました。
死神は不気味と言うより滑稽で、
おばあさんは愚痴を言いながらも逞しくあっぱれ痛快で、
なかなか面白い絵本でした。