絵の構成がとても工夫されていました。
前者のそば屋をうまくだまして1文儲けた男と後者のだますことに失敗した上に4文損した男の比較がしやすく、この2人の男がそばを食べているときの顔の表情の変化も実におもしろいんです。
長女は同じ落語絵本シリーズの『そばせい』を読んだときもでしたが、江戸のお金が今のお金に換算するといくらなのかを知りたがりました。お金の説明は載ってなかったので、調べてみると、1文=20〜30円 1両=8〜10万円くらいということがわかりました。読みむときに知ってるといいかとおもいます。
そして、わが家で盛り上がったのがこの『ときそば』の最後の2ページに出ている、ちょうちんを持った「そばせい」の清さんの姿…娘たちは「清さんはとけて消えたはずなのに、おばけ?』と、『ときそば』と『そばせい』の2冊を見比べていました。
まだ読まれてない方は、2冊いっしょに読まれてはいかがですか?