図書館で初めて手に取ったとき、こんな絵本が欲しかったーと感激した作品。子どもたちに本の素晴らしさを教えてくれる、そんな絵本。アニタ・ジェラームのうさぎさんのイラストはもうお馴染み。そのうさぎさんのお友だちであろうまだらのうさぎさんが、森の中でおとぎ話の主人公たちと一緒に本の素晴らしさを伝えてくれます。
でも、こちらの専門家の書評では、最後の「眠れぬ森の美女」とともに表された押し付けがましい読書への賛歌にうんざり……などと酷評されていて残念でした。わたしはすてきな作品と思っていたので、邦訳を待ちわびていました。この絵本に登場するおとぎ話を読みながら、うさぎさんとともにお話の世界の素晴らしさを親子で味わいたいものです。