4歳のたんじょうびに「しんかんせん」の乗り物を
買ってもらった まさる 君が、
お母さんにおつかいを頼まれて
「やおやえき」までじゃがいもを買いに行くお話です。
子供って、気に入るとホントどこへ行くにも連れて行きますものね。
まさる君も、どこへ行くにも「しんかんせん」で、
おつかいに行くのもこの「しんかんせん」。
ガードレールの内側が線路で、首から笛をぶら下げて、
ちゃんと右・左と安全確認もするというのがお母さんの決めたルール。
小さい子だから危ないとかじゃなく、遊びながらでも
「おつかい」に挑戦させるお母さん。
そして、その途中で会う人達もこの「しんかんせん」ごっこに
ちゃんと付き合ってくれているところがほほえましいです。
転んで泣いてしまった時も
「しんかんせんのうんてんしは泣かないぞ」と言うおじいさん。
八百屋さんも、おかあさんから渡された「きっぷ」という名の
かいものメモとお手紙を読んで、
「ポイントをきりかえま〜す」ってUターンにつきあってます。
こういう大人がいると、子供たちは幸せです。
裏表紙で「しんかんせん」をきれいに洗車(笑)している姿と、
「えき」の図はうちの子たちがニヤっとしてました。
電車好きな子供はもちろん、そうでない子にもウケると思います。