『ゴムあたまポンたろう』というちょっとあやしげなタイトルに惹かれ、本を手に取ると、鮮やかなピンク色の空を坊主頭の男の子が飛んでいる・・・。
表紙を見ただけで、これはきっと面白い話にちがいないぞ、とワクワク。
実際に読んでみると、その予測不可能なストーリー展開とあまりのバカバカしさ(よい意味で)に笑いが止まらず、それ以来、すっかり長さんのファンに。
ショッキングピンクを一面に使う、という彼の大胆な色使いにも圧倒されました。
そしてまた「とおくのほうからおとこのこがとんできました」という出だしの突拍子のなさ。
長さんの絵本を読んでいると、自分からす〜っとおはなしの世界に入っていく、というよりは、強引に彼の世界に引きずりこまれる、という感じがします。
それがまたたまらない。(笑)
この激しさについていけない…という方もいるかもしれませんが、良ければぜひ一度、彼のナンセンスの世界、覗いてみてください。