楽しい計画が持ち上がったとき、大人だって子供だって「あれ持っていけばもっと楽しいかも」「こんなこともしたいな、みんなきっと喜ぶよね」とあれこれ考えると思います。
春になって気持ちのいい気候のなか、ばばばあちゃんと森のなかまたち、やまへでかけようと張り切ります!で、できたものはといえば荷物の山。「だってみんないるんだもの」というセリフで、さとうわきこさんの「おつかい」という本のワンシーンをふと思い出して、読み聞かせながら先が楽しみになりました。
もし同じ状況になったら、たいていの大人は「こんなに持っていけないよ、そんなだったらやめにしようか」なんておもしろくなーーーいことを言ってしまいがちですが(反省...)、ばばばあちゃんは子供たちのわくわくした気持ちのほうをこそ優先します。そこがなにより素敵ですよね。
『やまをこっちにつくっちゃえばいいのさ』と、できあがったやまはいろとりどりのお花畑のよう。みんなの楽しい気持ち、全部生かせる方法を考えて実現してしまうばばばあちゃん。私も一緒に遊んでみたいです。