身近にいるすずめが、動物園の動物たちの餌のお裾分けにあずかる、というマルシャークの詩を翻訳した絵本です。動物の描写が見事で、思わず見入ってしまいました。あそこでもここでもすずめは餌をつまみ、砂浴びや羽のつくろいをすることがわかって、わにには食べられそうになったれど、その生態の一部が垣間見られてなんだか安心しました。すずめって何でも食べるのですね。
最近都心でも以前のようにたくさんのすずめを見かけなくなりました。昔はチュンチュン…というすずめの鳴き声で目が覚めたなぁ、と思い出します。
すずめ達も安心して生きられる世の中であってほしいと、思いました。