ウクライナ民話の「てぶくろ」です。福音館のラチョフ版が有名のようですが、こちらはスゴイですよ。
ひたすら絵の美しさに感心します。細かくて、色使いが絶品です。さらに面白いことに、見開きページの中央でおはなしが進み、両脇に開いたてぶくろ型の窓に次の展開(次にでてくる動物)の予告が描かれているんです。言葉で説明するのは難しいんですが、楽しい仕掛なんです。
お話の方は、ニッキという男の子がおばあちゃんに真っ白な手袋を編んでもらうのですが、その片方を落としてしまって・・・そこへ動物たちが次々とやってきててぶくろの中に入ってしまうんです。クマまで入ったところで次に来たねずみがクマの鼻に乗ってハクショ〜〜ン!というものです。もうどうなっちゃうんだろうってハラハラです。
日本では紀伊国屋書店でてぶくろとセットのミニブックを見たことがありますが、一般の書店では見たことがありません。季節限定なのかな?