「わたし」ってなんだろ??
「わたし」にとっては「わたし」
だけど呼ぶ人との関係で「わたし」はいろんな名前になる。
「おねえちゃん」
「めいのみっちゃん」
「でか」「ちび」
「にほんじん」!
「うちゅうじん」!!
人ごみの中では大勢のひとりだけど、
周りの身近な人々からみたら「だいじな特別なひとり」の「わたし」
自分という存在について、周りとの関係性。
子供にとっては目からウロコかもしれません。
子供のころの「わたし」は、この絵本の
谷川俊太郎さんの簡潔な文と、長新太さんのくっきりとしたイラスト
その両方ががしっと組み合わさったすてきなハーモニーに惹かれており。
再会したときはあまりの懐かしさに思わず購入してしまいました。
大人になっても個の存在について考えさせられる
面白いなぁと思う深い一冊です。
人は社会の中で生きているんだな・・と。
そして視点をかえることで、がらっと見え方が変化することの
面白さ。
これは名前に限ったことではないですね。