友人がお話会でパネルシアターにしてやりました。
聞いていた子ども達はかぶりつき。「わたし」の周りにいろいろな人が、貼り付けられたりはがされたり。そしてその都度「わたし」の呼ばれ方が変わっていきます。「わたし」って人によっていろいろ変わるんだなぁと思ってくれたのでしょうか?
勿論、付き添いで聞いていた大人にも反応大でした。むしろ大人の方が感じるものが多いかもしれませんね。
私は、最後に「わたし」が雑踏の中に吸収されるところが、なんとなく好きです。
絵は長新太さんですが、ずっと和田誠さんかと思っていました。そっくりです。
いろいろな切り口から見た「わたし」を、呼ばれ方の羅列で上手に描いています。さらっと描きながらなかなか深い内容です。