息子の小学校で、今年は「国民読書年」ということもあり、図書ボランティアからの推薦図書のリーフレットを生徒に向け配布しています。
毎号各学年1冊計6冊の紹介をしています。
ボランティアメンバーのお薦めや話題の新刊・ロングセラーなど、季節にあったものをベースに、作成しています。
次号のテーマは“クリスマス”ということで、1年生にこの作品を紹介します。
この作品は、6歳当時の息子にとってもうけました。
包帯でグルグル巻きの口の中で言っているおおかみの台詞と、こぶたたちの寛容な心で読みとってしまう勘違いの台詞のギャップ。
特に、おおかみの「ううううううっうううーーーー!」の台詞は、「う」で気持ちはおおかみの本心を唸ってみました。
お話会でもうけること間違いないと思います。
もちろんピッタリくっつき読める距離の親子でも。
発行所が女子パウロ会ということで、巻末にこぶたたちの「愛」が、おおかみの「心」を動かしたこと、「愛」は不思議なことをおこすこと。
この「愛」の始まりがクリスマスであることの解説もついています。
おおかみのもらった赤い手袋の「赤」がまぶしくて、こぶたさんたちの「愛」の象徴に見えました。
ラストがとても清清しい作品です。