小学5年生のみずきたちの前に現れたナゾのおじさん。友だちのあんなが着せられた濡れ衣をはらそうとしているみずきたちを、手伝ってくれると言う。怪しげなおじさんは、実はみずきの亡くなったお父さんのお兄さんで、探偵のひぐっちゃん。みずきとひぐっちゃんが、事件に臨む、楽しく温かな物語。
いいなあ、ひぐっちゃん。櫻井とりおさんの描かれる大人は、みんな優しくて素敵ですね。子どもたちの心に、ズカズカと踏み込むのではなく、さりげなく寄り添ってくれるんですよね。前作の司書のイヌガミさんも、今作のひぐっちゃんもとっても魅力的!
謎解きしながらサクサク読めて面白いです。読書がちょっぴり苦手な子どもたちも、楽しめること間違いなし。
シリーズ化待ってます!