この話は聞いたことがありました。そして小学生も捨てたもんじゃないなと思ったのです。
白杖を持った人は目が見えないことは小学生のさきちゃんも知っていて、いつも同じバスに乗るこの男性をどんな思いで見ていたのでしょう。彼女の親切心が自然に出ていたのは素晴らしいと思います。「バスが来ましたよ」と声をかける勇気もさることながら、最後まで一緒に付き添っていることが、大人の私には大変なことのように思えますが、それが子供の素直さなのかなと考えました。実際に声をかけられた男性もびっくりしたことでしょう。でも、それで仕事も頑張れたとのこと。
そして、その親切心が他の人にも繋がってリレーしていったこに、より感動しました。
絵も優しくて内容にあったとてもいい雰囲気。最後の字のないページが私は大好きです。
これが実話であることの意味を子供達にはしっかり伝えたいと思いました。