秋と言えば色々な秋がありますが、この絵本は、まさしく“芸術の秋”にピッタリです。
主人公は人や動物ではなく、クモのシルバー。
誰でも一度は、精巧に作られたクモの巣や、雨の雫でキラキラ輝くクモの巣に目を奪われた経験があるかと思います。
子どもにとって身近な存在のクモ(シルバー)は、読んでみると確かに芸術家。シルバーが作った作品を見て、4歳の我が子も「うわぁー!」と目を輝かせていました。
ノンビリさんとの心温まる交流もとてもステキで、読み終わった後に、「ノンビリさんに会えて良かったね。」と、ニコニコしていました。
この絵本を通して、大人の私も、芸術家がリラックスして作品と向き合えることが一番大事かもしれないと改めて気づかせていただきました。
小さな我が芸術家が夢中のときは、優しく見守ろうと思います。