暗い色使いながらも表情のある可愛らしい挿絵に魅了されました。
妥協というか、許すというか、仲良くやっていくためにはある程度の許容量を持ちましょう。
……なんだか私と娘の関係みたい!
こうじゃなきゃダメ! ここまではいいけどここからは勘弁! 融通の利かない私を解放しつつあるのは、まさしくこのアヒルばりの娘です。
ごきげんでスープをかき混ぜるアヒルが娘に見えました。
各々の思考があり、びっちり線引きされた役割分担だけど、たまには境を破ってみたい。それは子供にあてはめれば、自立や成長ですね。好奇心はよきことかな。
子供のいたずらを許せない親御さん、このアヒルがかわいく見えるなら、ちょっと許容量を広げてみませんか。
ちょーっと途中アヒルを心配して妄想を繰り広げる様が子供にはわかりにくかったようです。
後はリズムのあるお話と素敵な絵で、飽くことなく最後まで楽しむことが出来ました。
家に一冊あってもいいな。