昔、ずんと山奥の村に、太郎、次郎、三郎という、力自慢の三人
の兄弟が住んでおったと。
太郎が、峠で光るおばけがでるという噂の場所に通りかかると、
ひかりものが、ガッチャ ガッチャと近づいてきて、
”おぼさりたいよう だかさりたいなあ”
と、気味の悪いを張り上げる。
太郎は逃げ帰ってきたので、次郎も挑戦したのですが、やっぱり
結果は同じでした。
今度は、三郎が背負い紐を持って、おんぶして帰ってきました。
なんと、おばけの正体は、”大判・小判”だったので、大金もちに
なって、三人の兄弟は仲良く暮らしたお話でした。
三郎には、兄たちより、”勇気があった”んだと、思いました。
兄弟仲良くの結末がよかったです。