川で1年から2年、海で1年から2年、約4年の生涯を壮大な産卵で命を終えるベニザケの、産卵シーンの写真に圧倒されました。
生と死があって、命をかけて生まれた稚魚が、川に戻ってくるまでに生存できる確率が0.05%という、恐ろしく厳しい低さと、その選ばれた成魚がおびただしい大群になって、産卵を行うシーンに崇高さを感じました。
そのベニザケも地球温暖化によって、次第に数を減らしているのだそうです。
食する自分たちにも無縁でないことを、絵本は訴えています。
この撮影を行うことの条件の厳しさについても、この写真絵本では解説されています。
写真に圧倒されながらも、様々な事を発信しているこの本から、受け取ることは少なくありません。