文学として絵本を読みあさるようになった娘11歳。星新一博士を知らずして、和田誠の絵にひかれて買い求めたというこの本。ところがクスクス笑いを堪えながら読んでいたことを思い出します。
星新一は私の世代ではヒーローでした。短編なのでとても読みやすい。宇宙人や実験、発明に研究など、子ども心にワクワクするような言葉があふれています。中でも気に入ったらしいセリフが「博士」。何だかアタマが良くなった気分だね、なんておっしゃってましたっけ。
和田誠の線画、たった一本の線で設計されたイラストは、娘にとってそれこそ「博士」級の代物であるらしい。SFって何だか分からないけど、和田誠の線こそSFだわ〜ともおっしゃっておりましたっけ。
偉大なふたりの「博士」に感謝です。