浪花節調に声の調子を上げたり下げたりして読んでいると、段々はまってしまう本。聞いている子どもより読んでる方が楽しくなってしまいます。
子どもの中にも熱狂的ファンがいると聞きました。
家で何度も読みましたが、11歳児はあさたろうがねぎばたけから飛び出すところで必ず「収穫されたぞ」と喜び、6歳児はセリフまわし(特に「てやんでぃ!」)が大好きです。
小学校図書室のおはなし会でも読みましたが、8人しか来ず、おまけに低学年だったので、本の迫力に圧倒されてしまったようで反応は今ひとつでした。やってきた我が家の長男(2年生)は、「1年生にはちょっと難しかったな。」と言い残していきました。
2年〜3年生、20〜30人位を対象にすると反応も良かったかもしれません。聞いているほうもワイワイと盛り上がってくれると、読んでいる方も乗ってきて、とても楽しい読み聞かせができると思います。
日本でしか生まれない痛快時代劇絵本です。
読み手も思いっきり本の世界に入り込んで、恥ずかしがらずに派手に読むことをお薦めします。