男の子が小さいときからずっと、道は男の子を見守っていた。。。まるで、男の子のお母さんのように温かく。読んで心がほっこりと温まるそんな絵本です。
どこに行くにも通る道。そんな道が人間のような心を持って、人間を優しく見守ってるなんていう発想に、感動しました。人間は、かつて通った道になつかしさを感じますが、道も同じように、ある人間が通ったことを思い出にしていくのでしょうか。
きみはひとりぼっちなんかじゃないよ。だって、「みち」はどこまでもつづいているんだもの。本で出合ったこのコトバは、落ち込んで、ぽっかり穴があいてしまった心を救い上げて抱きしめてくれるかのようでした。