小さいころから絵本が好きだったけれど、「絵本=子供のための本」 という図式があった私は、中学〜子供が生まれるまで「子供のいない私が絵本を見ていたら恥ずかしいかも・・・」と絵本との繋がりを絶っていました。
子供が出来、やっと児童コーナーに足を踏み入れた私は、今まで寄らずにいたことを後悔しました。
大人だって絵本を見たっておかしいことはなかったんだ!!
子供のために選んだ本の中には、大人である私の心をも揺さぶるものもあり、大人だからこそ何かを感じる絵本をみたいと思うようになりましたが、何しろたくさんの絵本の中どれを選んだらいいのか・・・
そんなとき、この「大人のための〜」という本がある事を知りました。
たくさんある本の中、手にとっているのはほんの一握り。
手にとっていない本のなかには実は出会っておきたい絵本だってたくさんあるはず・・・
このガイドブックを見て、私の希望は叶えられそうです。
シンプルに紹介された絵本の内容の後に、その絵本の背景なども軽く書かれ興味を引き出してくれます。かといって、変に著者の好き嫌いを押し付けられることもなく、素直に読みたい絵本を探し出すことができるものでした。
60冊の絵本が紹介されていますが、欲を言えばもっともっと紹介して欲しい・・・私達の心を豊かにしてくれる絵本をもっと!! と思いました。
続刊がでたらうれしいですね。