お使いを頼まれて誇らしい気持ち
初めて一人でお店に向かう不安な気持ち
大事なお金を落として泣きそうになる気持ち
お店の人に気付いてもらえずもじもじしてしまう気持ち
勇気をだして大きな声をだした自分に驚いた気持ち
お釣りを忘れてしまうくらい早く家に帰ろうとする気持ち
坂の下で待つお母さんの姿を見つけた時の安堵感
子どもの感情がとてもよく伝わるお話です。
読み聞かせた子供は主人公と同じ目線でドキドキし、オロオロし、ホッとしていました。
読んでいる大人は子供のころに経験した感情がにわかに蘇ります。
責任感を持つことや、家族以外の人との接し方や、お金を大事にすることなど、子どもに教えたい事がいろいろ描かれている本でもあります。