林 明子さんの絵のよさは、
もう口にする必要は無いでしょう。
背景まで遊び心で埋め尽くされていて、
それを見ているだけでも楽しめます。
お話については私的にはすごく懐かしい、
「昭和」のにおいでいっぱいです。
おじさんの乗ってる自転車、
街角のお店屋さん、
店先の公衆電話、
走ってくる車、
牛乳の入った冷蔵ケース、
みんな子供のころに見た事有るような
気持ちになってきます。
父の貯金箱から10円玉を何枚か盗んで、
よくかよったあの駄菓子屋、
まだあるのかなー。
そういえば自分の初めてのお使いは
父から買いに行かされたマイルドセブンでした。
子供にはマイセンとセブンスターの違いがわからず
よく間違えてました。
これを読み終わってから娘に
「ひとりで○○までいける?」と聞くと、
「えー まだ小さいから行けないよー」
と答えます。
まだ3歳ですから。
娘の始めてのお使いはいつになるのだろう。