子供の心の小さな揺らぎなど、繊細な部分をとても丁寧に描く
筒井頼子さん、林明子さんペアの作品。
5歳の女の子に初めてのおつかいを頼みます。
途中転んでお金を落としたり、お店はなんど呼んでも誰も出てきてくれないし
小さなドキドキ、ありがちな現状にみんなで同じようにハラハラしながら読みました。
大きな声をだそうと思ったのだけれど、出たのは小さな声でした。
ああ・・・子供って、こんな感じなんだろうなぁ。
「小さなお客さんがいたのね、ごめんね」となんども謝ってくれるお店のおばさんに胸が熱くなったり、これはれっきとした冒険ですね。
ちょうど今日、フライドポテトをひとりで買えなかった娘は
(もうすぐ5歳)今度こそ、牛乳買うのにチャレンジすると熱く誓っていました。