かつてはじめてのおつかいを経験した大人も、これから経験する子どもも楽しめる絵本だと思います。
ひとりでおつかいにいったときの、あのドキドキ感がとてもよく伝わってきました。
特に、主人公のみいちゃんが「ぎゅうにゅう ください」といったのに、車の音にかき消されたり、他のお客さんの邪魔が入ったりして、なかなかお店の人に気づいてもらええないところ。小さい頃って、こういうようなことってよくあったなぁとなつかしく思い出されました。
みいちゃんのえらいのは、ここであきらめずに、がんばって何度も何度も「ぎゅうにゅう ください」と言って、最後にお店のおばさんにやっと気づいてもらえるところです。読みながらも、思わず、みいちゃんがんばれーと応援したくなります。
一緒にこの絵本を読んでいた3歳の息子に「○○ちゃん(息子の名前)も5歳になったら一人でおつかいできるかなぁ?」と聞いてみたところ、少し考えて、「6歳になったらにする。」と答えていました(笑)。