20余年も前のこと。犬好きの長姉が「すごくかわいいの!」と買ってきました。特にお気に入りが「はじめて いっぽ あるく。」というところ。しっかり者で怖くさえあった長姉が、子犬の動作を真似しながら話す姿が印象的でした。
最近、図書館でこの本と再会し、懐かしくて借りてきました。
「はじめて いっぽ あるく。」のページは、やっぱり愛らしくて私も口元が緩んでしまいますが、その他のページもとても素晴らしいのです。
臨月のおかあさん犬が出産体勢に入るところから始まり、生まれた子犬が2ヶ月たって、お隣の女の子の犬になるまでの様子が、写真で綴られています。
生まれたばかりの子犬の姿や、目も見えず耳も聞こえない状態だけど、おっぱいの飲み方は知っているという描写など、新しく誕生する生命の神秘さやたくましさなどを感じることが出来ます。
成長していくかわいらしい子犬の姿を追いながら、親子で命の誕生について考えてみるのもいいかもしれません。