現実から非現実にすっと入っていける絵本です。
普通だったら人間の手袋にアレだけの動物がはいるなんて考えられないことです。
でもそういうことを考えさせることもなく(この大人にまでも)あの手袋に動物が入っていく世界につれていかれるのです。
子どもたちは特にそうでしょう。
むくむく動く手袋(家)が壊れないかとハラハラです。
おまけに動物が増えるたびに家のどこかが家らしくなっていってる(窓が付いたり煙突がついたり)おもしろいではないですか。
実際我が子の話ですが、道路にこのような手袋が落ちていました。
私たちは車に乗っていたので車の窓からみていた娘ですが「ママ、あの手袋、動いてる、動物が入ってると思う」って叫んだんです。
とっても夢があるとおもいませんか。
なんだか嬉しくなっちゃいました。