おじいさんが落としていったてぶくろにねずみが住み着いて
いろいろな動物たちも仲間入りして。
そこへおおかみもやってきて・・たいへん、食べられちゃう?
いいえ。おおかみも「まあいいでしょう」と招き入れられます。
さらにいのししやくままでやってきて、たいへん、てぶくろはちきれちゃう?
いいえ。超満員のてぶくろはそれでもはちきれることはありません。
こいぬにほえたてられ、逃げていった動物たち。
おじいさんが戻って来たときには、
そこにはてぶくろが何事もなかったように落ちていたのでしょう。
「何がおこるの?」と読み進めると何の事件もおこらない。
それがなんだか妙におかしくて楽しいと思いました。
大事件やびっくりするようなオチはありませんが
満員になったてぶくろがむくむくうごいている様子や
犬にほえられ一気に森へ散っていく動物たちの様子など
目に浮かぶようで読んでいてとても楽しくなるおはなしです。