文章は短く、にわとりのロージーがお散歩する後をきつねが追いかける、というシンプルなストーリーなのですが、とても面白いです。この絵本は急いで読んではいけません。文章が短くても、じっくり絵を見て、ゆっくりページをめくりましょう。そうすれば、だんだん不安そうになってくるきつねの表情にも気づくことができます。
絵もはっきりしていてとても見やすいです。季節は問わない内容ですが、色合いがこれからの季節(秋)にピッタリだなぁ、と思いました。
ハッチンスの絵本は、余分なものがそぎ落とされていて読みやすいです。この絵本も、字が読めない頃から小学生以上まで、それぞれの楽しみ方が見つけられると思います。