上方落語とあれば、絶対面白いにちがいない。
と、借りてきたところ、やはり面白い。
つたない私の語り(読み)でも、娘は、いっぱい笑ってくれました。
お伊勢参りに行く途中の喜六と清八。
二人が放り投げて捨てたすいかが、寝ていたきつねの頭を直撃。
このきつね、人に一度仇をされたら、
七度だまし返すというしちどぎつねだったから、さあ、大変!
きつねに、何度も騙されて、大変な目にあいます。
何度も、村人達に声を掛けられて、
正気にもどっては、また、騙され・・・
後半のお寺のシーンでは、がいこつや幽霊がでてきて、
怖い、怖い。でも、可笑しい。
あれもこれも皆、きつねの仕業なんですよね。
騙されていたとわかる度に、笑わせてくれます。
最後の最後まで、きつねに騙され続けた彼らでした。
読んであげるなら、小学生以上でしょうか。
怖いけど可笑しい・・・この夏におすすめ。