木の山の恵み、きのこのお話です。
絵が迫力があります。
土の上ばかりか、土の中の命の営みも描かれいます。
おじいさんが、孫息子を連れてきのこ採りにやてきました。
かごいっぱい採れて、帰ろうとするおじいさんに、「まだいっぱいあるやん。・・・。」と孫が言うと、「たべるだけとったらええんや。あとは、またらいねん」て言うおじいさんの言葉が素敵でした。
そうなんですよね。
これを近頃の人は忘れてるな〜って思いました。
山の恵みは、人間だけのものじゃないんですよね。
春の味、たらの芽なんか根こそぎ掘って持ち帰る輩がいるとか。
まったくもってけしからん。
山菜採りの名人は、今際の際にもお宝の場所を息子にすら明かさないというから、人間って欲張りだな〜って、思います。
このおじいさんに、大人も学びたいですね。
読後、タイトルが効いているな〜と改めて思いました。