お母さんが留守にしている間、
あやちゃんを楽しませようと一生懸命遊んであげるあさえ。
でもちょっと目を放した隙に、
あやちゃんがいなくなってしまいます。
それからはもう読んでるほうもドキドキ!
キキーッという急ブレーキの音に、ハラハラ。
あやちゃんが公園で見つかったときに、
あさえが怒るのではなくて、何も言わずにかけよるシーンは、
せりふが何もなくても、あさえの気持ちが痛いほど伝わってきます。
うちの子はまだ一人っ子ですが、
いつかこんな妹想いのお兄ちゃんになればいいな。
きょうだいっていいなって思わせてくれる一冊です。
そしていつものことですが、林明子さんの絵がとっても素敵。
何度見ても暖かい気持ちになります。