「小さなおばけ」シリーズ3作目。
アッチのお料理&おばけ修行は、まだまだ始まったばかりです。
引っ越してきたネズミのコンビになめられて、おばけ魂に火がついた。恩師のエっちゃんの忠告(実に名言です!)にも耳を貸さず、ひたすら怖いおばけになろうと、頑張ります。
「怖くなるための」トレーニングが、面白い。
作者は本当に、人間の様子をよく観察していて、愉快な発想でもって物語を紡ぎ出していると感心しました。
辛いカレーを食べる時、確かにスゴイ顔になりますね。汗はでるわ、表情は崩れるわ、化粧は崩れるわ、奇声を発するわ…なんであんなものを食べたのか…果たして人間の食べ物だろうか?激辛料理は、一種のアトラクション。どんな美人もコントになります。
そこを話の核に持ってきた発想力に脱帽です。参った。
今回も角野先生の自由でおちゃめな話に、すっかり魅了されました。
そして、激辛カレーを見るたび思い出しますねぇ…