この絵本は縦に開いて矢印にそって下から上に読むという手法を用いています。
そして、真中にきたら、本をくるっと回して、下から上に読むというつくりです。
下から見上げるあるいは、上から見下ろすという行為を、絵本を最大限に使って、地球の大きさを十二分に表現しています。
この見せ方で、もうこの絵本の素晴らしさは約束されたようなもの。
しかも、○○○の上には何がある?
という質問形式ですから、頁をめくるのが待ち遠しくて仕方がないという子供が多いことでしょう。
また、描かれた絵もとても伸びやかで縦長のサイズを活かしていて、魅力的なものです。
絵を描いたバーバラ バッシュは、植物画家ということもあって、科学を学ぶ絵本としてもオススメできる一冊です。