息子の最近のお気に入りです。「じかきむし」という虫のお母さんが、葉っぱの中に卵を産みつけ、その卵が孵って子供の「ぶん」が成長するお話です。
ストーリーとしては『はらぺこあおむし』と似ているような気もしますが、この絵本の良かった点は、葉っぱを離れたところから見た絵と、葉っぱの断面の両方が同じページに描かれていて、葉っぱの中で「ぶん」がどのように成長し、進んでいるのかも分かるようになっているところです。
息子は最初は、断面図の意味がわからず、読む度に何度も「これは何?」と聞いていましたが、何度か読むうちに断面図であることを何となく理解したようでした。「図形理解」というと大袈裟ですが、そういう意味で視野を広げてくれる絵本でもあります。