ラスコーの壁画のような、洞窟に描かれた動物達を、きたむらさんが間近に見て、この絵本を描いてみたくなったということです。今から1万5千年も前の人類が、いっしょに住んでいた動物達を洞窟に描きたくなった気持ちを想像するだけで、わくわくするくらいですから、きたむらさんの気持ちはいかばかりだったことでしょう!
石器時代の人々のくらしを絵本で知ることができるっていいですね。歴史の教科書よりもわかりやすくって、小さな子どもも興味をもつと思います。火のおこし方や石器のつくり方が絵で説明してあったり、洞窟に描かれている動物たちのスケッチがあったり、これまでの人類の歴史がわかる年表がついていたりと、いたれりつくせりの内容になっています。読んで、気持ちはタイムスリップ!石器時代へGO!です。