ものごころつく前から、お母さんたちとお店屋さん通いをしているこどもたち。あんよができて、商品を手に取れるようになり、お気に入りのキャラクター商品に心奪われ「買って!買って!」がはじまります。
お金の価値も概念もわかっていないけど、「買って」の言葉をおぼえてる。
さてさて、お店屋さんて何?どうやってできたの?なんて事を、お子さんに問いながら、流通経済のこども向け入門書のようにして、開いて見るのも良いかも知れません。
1979年に刊行された『玉川こども・きょういく百科おみせとおかね』の一部を単行本化したものだそうです。
あるところに、りっぱな ぶどうのきを もっている きつねがいた。あるひ とおりかかった たぬきに ぶどうを あげることにした。 ちょっと もったいない きがしたけれど。よくじつ たぬきは
おれいに りんごを もってきた。きつねは りんごを たべながら、なんだか とっても うれしいきもちになった。そして、かんがえたんだ。
きつねのぶどうやさん、さるのばななやさん、うさぎの…やさん、からすの…やさん、………。
たくさんたくさんでてきます。絵がとってもにぎやかです。でも、おやすみのひ、かれらは、何をしているのかしら?ここが、お店屋さんのプロフェッショナルな所です。
おこさんに、“はじめてのかいもの”をさせる前に読んであげるのもよいかもしれません。
2・3歳から楽しめるとおもいます。おみせやんごっこをはじめるころかしら?