立ち読み企画で読ませていただきました。
まず、タイトルに衝撃を受け、内容を読んでさらにショックを受けました。
嫌いな人を捨ててしまえる「にんげんごみばこ」。
もちろん、この「にんげんごみばこ」、捨てちゃう前にちゃんと聞いてくれます。
ほんとにいいの?捨てちゃったらもう一生会えないよ?
嫌いっていう気持ちだけで拒否してしまうのは、お互い救われない。
嫌いだという気持ちを持ってしまうこと、これは仕方ないけれど。
でも絵本の最後にある作者の言葉にあるように「ゆるすこと」これが一番大切なこと。
お互いの存在を許しあう。そうすれば、人間ごみ箱なんて必要ないんですよね。
そういう逆説的なお話なんだ、と大人である私は理解できますが・・・
やはり、小さな子どもに読ませるにはちょっと衝撃が強すぎる気がします。
わが子は幼稚園年長ですが、まだちょっと読ませる勇気はありません。
むしろ、小学校高学年くらいで読むほうがいいのかな、と思います。
いろいろ考えさせられる本ですね。