昔話というより中国に伝わる伝説ですかね。
「七夕」の物語は知っているようで、しっかり“おはなし”として聞いたり見たりしているお子さんは少ないんじゃないかと思います。
この紙芝居は展開がよく、12場面使っていますが、テキストが長々しくなくてわかりやすい内容になっています。
ドラマチックなイメージの織姫と彦星ですが、実は恋愛中はお互いしか見えなくなって仕事をしなくなるというだらしないところがあったんですね〜(笑)
しかも、そういうだらしないところがきっかけとなり、普段は遠く離れたところに住まなくてはいけなくなるなんて……。
「七夕の物語」は実は恋愛ものではなくていものというより、道徳的な言い伝えだったのかもしれませんね。
絵は降矢洋子さんで、線がはっきりしていて遠目も効きますし、とても見やすいです。