大雪の日、ぼくは一人で学校から家に帰ります。
他の子は、お母さんが迎えにきているのに、ぼくのお母さんは仕事できません。
最初は、友達と一緒で楽しい帰り道ですが、最後は一人になり、バスも来ずどんどん心細くなります。
でも、途中で優しい人たちに出会い、なんとか家に着きます。家ではお兄ちゃんが先についていて、ぼくに優しくしてくれます。
後から帰ったお母さんもぼくの話を聞いてほめてくれます。
ぼくの心の変化が、手にとるようによくわかり、切なくなりますが、
最後は、家族のぬくもりに包まれ、ほっとするぼくをみてこちらも
心が温かくなります。ぼくを大きく包み込むお母さんの接し方もとても
いいな、見習いたいなと思います。
途中で出会う大人の存在も大きいと思います。現実の社会でも、周りの大人が子供たちを優しく見守る社会で合ってほしいと切に思います。
優しいタッチの絵が、このストーリーにぴったりです。
雪の降る季節に是非読んで欲しい絵本です。