黄色を基調にした表紙の絵を見て、1950年代の古典かと思ったらさにあらず。
2007年のアメリカの作品でした。
物語は、男の子があきカンを蹴るシーンから始まります。
男の子は、「この町では何も起こらない」と嘆いているのですが、そのあきカンは、寝ていたネコに当たって、犬と追いかけっこが始まり、ゾウを暴走させと、どんどん予想だにしないことが起こっていきます。
その出来事は、男の子のすぐ近くで起きているのですが、全く気づきません。
その対比が実に楽しめると思います。
読み聞かせというよりは、見て楽しむ絵本です。
コミカルでマンガチックな絵は、親しみ易いもの。
それも、繰り返し眺めることによって、いろいろな発見があるので、何通りにも楽しめると思います。
古き良きアメリカを感じさせる愉快な絵本です。