「にんじん」「もじゃもじゃ」「いやだいやだ」「ねないこだれだ」のいやだいやだシリーズの一冊。
1969年の初版で、既に204万部を発刊しているシリーズ最高の大ベストセラーです。
「とけいが なります
ボン ボン ボン・・・」
「こんな じかんに おきているのは だれだ?」
と初めの文章からして怖いです。
そして、せなさんオリジナルのおばけが登場するのですが、最後の終わり方が怖すぎると思うのは、私だけでしょうか。
神経質なお子さんだったら、逆に怖くて眠れないこともあるのではないかと思えるくらいインパクトのある結末でした。
この本の評価が高いのは、せなさんの描くおばけのキャラクターに愛嬌があることが大きく影響しているのでしょう。
だから、この結末でも許容できている気がしました。
なかなか寝ない子に効果があるという意見も頷ける一冊です。