先日のこと、息子がペットボトルに入れた麦茶をシェイクして「はい、ビールだよ。飲んで」と言ってきたことがありました。
この本の中に「えんかいごっこ」とパパとぼくが称して遊んでいる時に、麦茶をビールと見立てていたのを読み、息子が「このビールもふったのかな」と気になったようです。
本の中に自分と同じような体験があると子どもは本の世界に入りやすいというのもあるでしょうし、この本のパパとぼくの関係がおもしろいと映ったようです。
ママが傍観者的に見ていたり、男同士の関係に入りづらそうな感じがあるのが、私の目から見るとちょっと残念かな。
ママももっと子どもみたいに弾けて、パパと子どもと遊んだらいいのにと思うところもありました。
子どもたちと接することの多かった灰谷さんだから、こんな風なパパ像になり、子どもの気持ちに寄りそえるのかもしれません。
パパと息子の関係としてはとても好ましい関係だと思います。
最後にパパが父として生きる覚悟が見えた気がしました。